こんにちは。
今回は、あまり見る機会のない深基礎の施工と、現場の様子をお伝えいたします。
まず初めに、高低差のある斜面の敷地に建てるT様邸の深基礎工事の様子です。
傾斜が強いので、基礎屋さんも大変です。通常より長いやり方杭で対応します。
外周部をベタ基礎の地中梁の形に土を掘りまして、砕石と防湿シートを敷き込みます。
北側は、基礎の立上りがH1700程度になります。
高さが高いため、規格品の標準的な型枠では施工できないため、木枠で対応します。
生コンが重いので、打設時にパンクしないようにしっかり固定しています。
JIO瑕疵保険、性能評価の配筋検査の状況です。
形状から入り組んだ配筋となっており、検査員の方もいつもより時間をかけて確認頂いています。
コンクリートに隠れてしまう部分ですので、何度もしっかり確認いたします。
次の写真は、F様邸の無垢床張りの様子です。
この床は「かばざくら」といいます。やわらかくて暖かい色合いです。
厚い無垢材ですので、深いキズや古くなっても削ることで復元致します。
何十年も時を経てビンテージフロアと呼ばれる頃には、とてもいい味が出るのだと思います。
次の写真は、小上がりの和室に堀座卓を造作しているところです。
お気に入りの座卓を設置するために、設計グループがオンリーワンな堀座卓をデザイン致しました。
こちらもしっかりと断熱材で囲んでいますので、省エネ面も問題ありません。
次の写真は、吹き抜けに面して中2階とコクピットのようなロフトを設けたY様邸の構造です。
吹き抜けから見上げると、2階の中間に床梁と剛床パネルが見えます。大変かっこいいです。
屋根下近くまでロフトの勾配天井がきますので、
お施主様もダイナミックな感じに驚いていらっしゃいました。
屋根構造を受ける2本の母屋梁が、ロフトの2.5間スパンを支えます。
小屋裏は、通気をしっかりと確保しながら、断熱を確実に行います。
下の写真は小屋組の壁部分に断熱材をしっかり充填して気密テープ貼りをしているところでございます。
省令準耐火の為、壁の耐火ボードを張り上げてから天井を施工致します。
次の写真は完成間近のY様邸です。
足場が取れまして、外観が見えたばかりの写真でございます。
玄関上のアクセント外壁は、一枚の厚壁に見せるために塗壁となっております。
塗壁を施工して頂いた業者さんです。厚壁を支える受壁を、手間をかけて白く塗って頂いたので
ココアのような厚壁を浮かせて取付けているような感じがでています。
手間がかかる内容ですが、とても良い仕事をして頂きました。
おかげで大変素敵でスタイリッシュに仕上がりました。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
今月はこの辺で失礼させて頂きます。
次回も是非お楽しみください。
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